交渉術を転職の年収アップに用いる

面接での年収を上げるには、「交渉」が必要です。
その「交渉術」を使って年収を上げられないかと考えました。

今回はこの本を紹介します。

著者は、M&Aの仲介者として交渉を行う方です。
この方から、学んでいきたいと思います。

 

 

交渉とは

交渉について著者はこのように定義しています。

①立場や利害が異なる相手と
②何かを取り決めるために行う
③コミュニケーション

としています。

 

 

交渉力とは

交渉力とは

交渉力とは、強気で交渉できること、つまり、譲歩する必要がない状態

としています。

 

交渉力が決める7要素

そして、7要素が交渉力を決めるとしています。カッコ内は恋愛中の男女のたとえ

  1. 合意したいと思う温度差(惚れたほうが弱い)
  2. 他の選択肢(結婚前はひとりに絞るな)
  3. 時間(結婚を焦ってはダメ)
  4. 情報(本当に彼女(または彼氏)のことを理解しているか)
  5. 演技力(ウソはダメだが、思わせぶりはOK)
  6. 客観的状況(親や友達は何て言っているか)
  7. 人間力(最後は男(女)の魅力)

上記の中で転職の年収アップに流用できるものは、①、②、⑦でした。

まず①から見ていきましょう。

①合意をしたいと思う温度差

合意への思いが強いほうが交渉力が弱く、合意への思いが弱いほうが交渉力が強い

としています。

 

転職の年収に例える
企業が面接者を欲しい! と思えてるなら、面接者には交渉力が強い。ということですね。
逆に面接者が、企業に内定が欲しい! という欲求が高いと、交渉力が弱い、ということになります。

 

だからと言って、面接時に、「まあ御社に内定もらえなくてもいいんだけどね~」という態度だと、企業としてはやる気なさそうだな、と思われて内定はもらえない可能性があります。

 

なので、他の記事で紹介した本、満足年収 ー転職で給料2倍も夢ではない 驚異の転職術にありましたが、

面接した会社には自分を雇えばこんなメリットがある、という情熱は見せるが、本当に内定が欲しくてもへりくだった態度を見せるべきではないかもしれません。

 

②他の選択肢

目の前の交渉が決裂しても、他によい選択肢を持っていれば、非常に強力な交渉力を生む

としています。
このことを、ハーバード流交渉術では、BATNAというそうです。
また、他によい選択肢を持っている場合には、それをちらつかせることによって、目の前の交渉相手からよい条件を引き出すことが可能
としています。
 

転職に例える
確かに、面接に行ったとき、この面接が落ちたらもう他に面接に呼んでくれているところがないんだよな>< と焦ってしまいます。

 

ところが、面接に行ったとき、他にも2,3件面接が控えているとなると、まず自分の気持ちに余裕ができます。これが強力な交渉力を生みますね。なぜなら目の前の会社が落ちてもまだ他の企業があるから。

 

なので、転職もまずは多く応募して面接を獲得し、余裕をもって面接に臨めるようにしたほうが、気持ち的にも楽かもしれません。

 

⑦人間力

人間力には3つの側面があるとしています。

  1. 「この人と一緒に仕事がしたい」と思わせる
  2. 人間の機微を理解し、自分や相手の不合理な考え方や行動を冷静に分析できる
  3. 自分の感情をコントロールできる

1.の具体例として、前向きで明るく、自分が話す言葉に自信を持っていて、説得力があること。

そして、熱意をもって、毅然とした態度で、自分が正しいと思う信念に基づいて自己の主張ができること、としています。

 

面接に例える
1.は企業にそう思わせれば、内定は確実ですね。
また面接においては、圧迫面接もあるかもしれません。そういったときには、3のように自分の感情をコントロールできる人物であることを見せなければなりません。

 

 

交渉相手を間違えてないか

例えば、A社にとって1銭も価値のない商品が、B社にとって1億円、C社にとって10億円の価値がある場合、A社やB社と交渉してもダメで、早くC社のような会社を見つける、としています。

 

転職に当てはめる
これは例えば、転職者Aさんは、今までずっと税理士事務所にいて税務に強いとします。
その人が、まだ経験したことない、上場企業の開示業務の仕事を見つけて仮に面接に呼ばれたとしても年収の交渉をしても上がることは難しいでしょう。

 

なぜなら、企業は、「開示業務ができる人」を探しているのであって、転職者Aさんができる「税務ができる人」を探していないからです。
もし、より年収をアップさせたいと考えるなら、自分の強みで欲している企業に応募しアピールすべきでしょう。

このように、企業はどんな人材を求めているか、そして自分の強みは何か、ということを把握すべきです。
そして、自分の強みが企業の求めている人材にマッチングしているなら、強気な交渉ができるかもしれません。